企業の活用事例から学ぼう!ヤマト運輸のLINEで再配達
オンラインからの集客に、ウェブサイトや広告の他に、LINEやFacebookの利用を検討していますか?
もしくは、やりたいことはあっても、対応する余裕がなくて悩んでいませんか?
このコラムでは、有名企業がどのようにLINE、Facebook、チャットボットをビジネスに活用しているかを分析して紹介します。
そして、御社はどうLINEやFaceobok、チャットボットを取り入れることが出来るかを提案していきます!
ヤマト運輸のLINE公式アカウント活用事例を学ぶ
今回は、ヤマト運輸のLINE活用法を勉強していきましょう!
ヤマト運輸の「LINE再配達」は広く認知され、利用したことや聞いたこともあるのではないでしょうか。
ヤマト運輸は、いち早くLINEにチャットボットを導入し、顧客満足度を上げ、結果的に再配達のコスト削減に役立てました。(私は導入直後から使ってますが、どんどん進化して使いやすくなりますねぇ)
しかも、配達依頼の機能を充実し、売上アップにも役立てています。
この記事では、ヤマト運輸がどのようにLINEを使いこなし、顧客満足度向上とコスト削減、売上アップにつなげたのかを解説し、御社ではどう参考にできるのかをご紹介していきます!
ヤマト運輸のLINEで何ができるの?
ヤマト運輸がLINEを導入したことで実現しているポイントは、大きく分けて以下の三つです。
- 再配達手続きの改善で、顧客満足度向上
- 再配達手続き促しで、コスト削減
- 送付状や荷物集荷機能で、売上アップ
LINE導入前は?
LINE導入前は、不在届に記載されたホームページにアクセスするか、ドライバーや再配達受付センター(自動応答)に電話をかける必要がありました。
電話は、携帯電話からだと通話料がかかります。
自動応答とはいえ電車の移動中などはかけられません。
QRコードにより、再配達手続きのURLや伝票番号入力の手間は減ったものの、ウェブサイトをスクロールしたり、複数ページに進んだりとの手間はかかります。
LINE導入後は?
1:配達前に配達の連絡
そもそも不在になる前に配達希望日時を変更できるようになりました。
2:LINEで不在通知
自宅にいなくても不在届を受け取れるようになりました。
3:LINE画面で配達日時の変更
使い慣れているLINE画面で、入力するのは変更希望日時のみと楽になりました。
4:LINE画面で送り状を発行
手書きで書く手間が減り、他の宅配会社より気楽に使いやすくなりました。
5:LINEで荷物の集荷依頼
LINEに「集荷」と入力すると、自宅や会社へ荷物の集荷をお願いできるようになりました。
使っている機能を見てみよう!
リッチメニュー
リッチメニューとは、LINEの会話画面の一番下に表示される固定メニューのことをいいます。(リッチメニューの機能についてはこちら)
ヤマト運輸のリッチメニューは、ヤマト運輸のカラーを使い、問い合わせ・受け取りの日時変更を重要視していることがよくわかります。
LINE編:リッチメッセージ
リッチメッセージとは、テキストだけのメッセージではなく、画像やテキスト式・タッチ式のボタンを付けたメッセージのことをいいます。
画像やテキストの下に、テキスト式のボタンを付けることで、ウェブビュー*で内容を表示させることで、もともとウェブサイトにあった機能を活かして、LINEのチャット画面上だけで解決する仕組みにしています。
*ウェブビューとは:Safariなどの別の検索アプリに移動することなく、LINEの画面の上に、ウェブサイトなどのページを表示させる機能を言います。
自由入力(辞書型)応答の登録で自由入力に対応
「集荷」「届く」「いつ」などの言葉を入力すると、自動的に登録した返答をするように設定しています。
辞書型のチャットボットとも呼ばれます。
上級編:API連携
APIとは、(ざっくり言ってしまえば)システム間で情報を送付する仕組みです。
ヤマト運輸のAPI連携で、どのような業務が自動化されたのかを、わかりやすく順番でご説明します。
- LINEに送り状番号を入力してもらう
- APIを使って入力された番号を自動でヤマト運輸のシステムに送る
- システムで配達状況を確認
- APIを使って配達状況を自動でLINEに送る
- APIから届いた情報をもとに、自動でユーザーに返答
特別編:通知メッセージ
通知メッセージとは、配達荷物に登録されている携帯電話と、LINEに登録している携帯電話が合い、ユーザーからの許可を得ているなどいくつかの条件を満たした場合のみ、ヤマト運輸のLINE公式アカウントと友だちになっていない人にも「通知メッセージ」が配信されるようになりました。これによりLINEで再配達の利用を促すことができました。
*ただし、この機能は利用できる企業が限られておりますので、特別編としてご紹介しております。
コンテンツ編:LINEと自社メンバーシップへの連携の促し
ヤマト運輸が既に持っているクロネコメンバーズとの連携を促しています。
これにより配達履歴を簡単に読み込むことが可能となり、ユーザーの情報を毎回入力しなくて済むだけでなく、何度も同じところに宅配する人からすると、更にLINEで使う気になりますね!
御社のMini app(ミニアプリ)に参考にするなら?
こうしたビジネスに活用できる様々な機能を、LINEなどの多くの人が使う人気アプリの中で利用できるのが「Mini app(ミニアプリ)」です。
(ミニアプリについてはこちら!)
御社のMini app(ミニアプリ)でこうした機能を活かすにはどうしたらいいでしょうか?
LINEのリッチメニューは作っていきましょう!
LINEのリッチメニューを使うことにより、ユーザーはこのLINE公式アカウントで何が出来るのかすぐにわかります。
ウェブ版チャットボットでも、上に固定メニューを作ることが出来るので活かしていきましょう!
リッチメッセージを使っていきましょう!
テキストや画像だけではなく、ボタンをうまく使って、スラスラと思わず進めたくなる会話が出来るようにミニアプリのチャットボットを育てていきましょう!
会話フロー型と辞書型を両方登録しましょう!
会話フローは完璧でも、ついつい話しかけてしまいたくなるもの・・・。
想定されるであろう単語が入力されたら、どのような文を表示したいかを登録しておきましょう!
すでにメンバー制度があるなら、連携してうまく利用しよう!
すでにメンバー制度があっても、決してそれをなくすわけではありません。LINEと上手に連携することで、ユーザーがより使いやすくなりました。
御社でもMini app(ミニアプリ)を作ってみませんか?
ご存知でしたか?こうしたMini app(ミニアプリ)は、プログラミング知識も開発経験もない方でも、誰でも簡単に作ることができるのです!
こうした有名企業の事例で御社のMini app(ミニアプリ)のアイデアが生まれてきましたか?
ぜひ一度、試しに作ってみませんか?
他にも、別の企業のLINEやFacebook、チャットボットなどのMini app(ミニアプリ)のアイデアも紹介していきますね!
anybotを作ってみませんか?
8200万人の方々が、毎日1時間以上、LINEを使っています。
お客さまの身近なところで、御社のビジネスを最先端の手段で加速させませんか?