【売上拡大のチャンス?!】LINE公式アカウントのブロック防止方法3選

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昨今、「LINE」を使って集客や商品の認知拡大を狙うLINEマーケティングを行う企業が急増しています。国内利用者数の多さと開封率の高さから企業でよく使用されるLINEですが、ブロック率が高いことも特徴の一つです。

広告、プレゼントやクーポンの配布など企業によってLINEの利用用途はさまざまですが、どの企業もLINEを運用していく上でターゲットからの「ブロック」は、避けたいはずです。

では、企業のLINEアカウントはなぜブロックされてしまうのでしょうか?ブロック防止方法と共に解説していきます。


目次


1.LINEを運用するメリット

スマートフォンが普及し、SNS等を活用したデジタル広告が主流となってきているなか、LINEを使い集客を伸ばそうと試みる企業が増えています。以下にLINEマーケティングが重要視されている理由を詳しく解説していきます。


メリット① アクティブユーザー数・利用者年齢層が多い

LINEを集客に使うメリットとしてまず挙げられるのは、アクティブユーザーが多いことです。LINE公式アカウントの情報によると、国内アクティブユーザー数は、2022年9月時点で9,200万人に上ります。日本の人口を1.25億人とすると、総人口の約74%が日々LINEを使用していることがわかります。

この数値がどれほど高いものなのかあまり想像がつかない方も多いと思いますが、他のSNSと比べるとその差は一目瞭然で、2倍以上のユーザー数がいることがわかります。

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出典元:【2022年11月版】人気ソーシャルメディアのユーザー数まとめ

コミュニケーションツールとして幅広く活用されているLINEは、他のSNSと比べてユーザーの年齢層が広く利用頻度が高いと言われています。SNSといえば若年層が頻繁に使用しているイメージですが、LINEは生活インフラとして浸透しているため、40~50代の利用率は80%を超えます。 10~30代に関しては、利用率は約90%で年齢問わず幅広い世代のアクティブユーザーがいることがわかります。さまざまな世代のユーザーに効率的にリーチができることは、LINEマーケティングの最大の強みと言えるでしょう。


メリット② 開封率が高い

LINE公式アカウントのメッセージ開封率は、メールマガジンの開封率の約4倍と言われています。

両ツールとも登録済のユーザー、つまり商品やサービスに既に興味を示している見込み客に商品情報やクーポンなどのお得情報を配信できます。しかし、数値を見てみると、メールマガジン購読者の開封率が約20%なのに対し、LINE公式アカウントからのメッセージの開封率は約80%まで上がり、パフォーマンスに歴然とした差があることがわかります。理由としては、LINEはユーザーとの接触点がプッシュ通知・トーク画面と二つあることや迷惑メールフォルダーに分類されないことが挙げられます。

開封率が低いと、ユーザーに情報がリーチせず制作コストや配信コストが無駄になってしまいます。 LINEを使うことで効率的に見込み客にアプローチすることが可能になります。


メリット③ 運用工数・費用を最小限に抑えることができる

LINEアカウントには、無料で使える業務効率化や集客に役立つ機能が備わっています。 例えば、友だち登録済のユーザーが企業のLINEアカウントでメッセージやクリックなど、何かしらのアクションを起こした場合、そのアクションに合わせて自動返信をすることが可能です。 特に友達の数が多い企業にとっては、一人一人に手動でメッセージを送る手間を考えると、 メッセージ自動化は工数を大幅に減らすことができ、業務効率化に繋がります。

また、クーポン機能や抽選機能、アンケート機能などマーケティング施策に使える機能が たくさんあります。このような無料機能を使うことで、運用工数や費用を最小限に抑えながら集客や販売促進に繋げることが期待でき、コストパフォーマンスを上げることが可能です。


2.LINE公式アカウントにおけるマーケティング

公式LINEアカウントから集客、商品の認知度や売上向上を図る施策をすることを 「LINEマーケティング」といいます。LINEが登場する前は、メールが主なウェブマーケティング手段として使われていました。2011年以降はLINEが普及し、メールよりも集客効果が高いことから、 LINEマーケティングが注目されるようになりました。1対1のトーク機能でユーザーと関わることで、企業と見込み客の間に深い関係を築くことができ、顧客ロイヤルティを高める効果があると言われています。また、LINE広告やプロモーションスタンプなど企業を宣伝する方法がさまざまあり、 幅広いユーザーに情報を提供することが可能です。


3.LINEを運用する上で気をつけたい「ブロック」とは

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LINEの「ブロック」機能とは、特定の相手からのメッセージや音声通話、ビデオ通話を一切受け取らないようにする機能です。ブロックした相手からの新着メッセージや着信はトークタブに表示されなくなり、友達リストからも外されます。割引セールやクーポン、商品紹介などのLINEマーケティング施策から売上を伸ばそうとしている企業にとっては、お客さんとの大切な交流手段を一つ完全に失うことになります。ブロックリストから解除されない限り、企業からユーザーへ情報提供はできなくなり、売上に繋げることが難しくなるでしょう。


LINEアカウントの平均ブロック率

LINE公式アカウントのブロック率は、平均で20~30%と言われています。しかし、ブロック率は、友達の数や業界、運用用途によって大きく異なります。特に飲食店はブロック率が高くなる傾向があり、90%を上回るケースもあります。LINEブロックを完全に防止することは難しいですが、運用方法などを見直すことで、ブロック率を低下させ、認知拡大や売上増加が期待できます。


公式ラインがブロックされる原因

では、なぜユーザーは、一度友達登録をした公式アカウントをブロックするのでしょうか?

主な原因は以下になります。
 ・通知回数が多い
 ・通知する内容の関連性が低い
 ・通知する内容が有益な情報ではない


①通知回数が多い

LINEは開封率が高いため、企業は積極的に情報を発信する傾向があります。しかし、一つのアカウントから頻繁にメッセージが送られてくることで、通知を不快に感じるお客様が増えてしまい、ブロック率が上がります。有益な情報だとしても、通知を開くことに負担を感じブロックされてしまうことがあるため、通知頻度が増え過ぎないように注意する必要があります。

また、頻度のみではなく、文章の長さにも細心の注意を払う必要があります。一件の通知に対して文章が一画面を超えないように文章構成など工夫しましょう。


②通知する内容の関連性・興味が低い

幅広い年代・性別のユーザーがいるLINEですが、基本機能で取得できるユーザー情報が限られており、各ユーザーのニーズに合わせて細かくセグメンテーションすることができません。そのため、ターゲットを絞って特定の内容を各顧客層に送ることは難しいのです。

セグメンテーションができていないことから、全ての友達に同じ内容を配信してしまい、ユーザーとの関連性が低いコンテンツを送ってしまう公式アカウントが多いのが現状です。自分の性別・年代では使わない商品情報が届いたり、自分が住んでいる地域とは別の場所の情報が届くことが続くと、 内容に興味・関心がないことからブロックされてしまうことが多くなります。例えば、スキンケアブランドが「化粧落とし」に関する情報を一斉に送ってしまうと、「化粧水は使うが化粧落としは使わない」男性ユーザーにもメッセージが届いてしまいます。 また、ユーザーの滞在地域で配信内容を分けることも重要です。例としては、北海道に住んでいるユーザーに東京のお店の情報を配信をしてしまうと、関連度が低い内容がユーザーの元へ届いてしまいます。

通知を受け取ったユーザーは、関連性や興味がない内容ばかり配信するアカウントに対して反感を覚えてしまう可能性があり、LINE公式アカウントブロックのみではなく、ブランド自体への興味を無くしてしまう可能性もあります。効率よく集客、追客をするためには、顧客を細かくセグメンテーション化し、ブロック率を下げる必要があるでしょう。


③通知する内容が有益な情報ではない

配信する内容が「有益」ではない限り、ユーザーはフォローをするメリットがないことに加え、通知をうるさく感じやすくなり、ブロックされる可能性が高くなります。お店からすれば、近況や新サービスについて積極的に発信していきたいと思うのですが、お店が発信したい内容ばかり優先していると、ユーザーのニーズと合っていない可能性があります。「どのような情報が知りたいのか」とユーザーの目線に立って配信内容を考えることで、フォローする意義を与え続けることができ、ブロック率を下げることが期待できます。


4.企業LINEのブロック防止方法三選

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①配信頻度の見直し

企業アカウントの配信頻度は週1回程度が最適だと言われています。それ以上送ると通知がうるさく鬱陶しいと思われ、ブロックされる確率が高まります。一方で、週一回より大幅に少ない場合、配信が少なくユーザーからフォローしていても意味がないと認識されてしまうだけではなく、LINEマーケティング施策が結果に繋がりにくくなります。月2~4回ほどの配信に抑え、他のコミュニケーションの邪魔にならない程度に効率的に企業情報をユーザーに届けることを意識しましょう。


②あいさつメッセージの設定、クーポンなどの提供

ブロック率を下げるためには、「自分にとってプラスな情報を提供してくれるアカウント」とユーザーに認識してもらう必要があります。そのために実践できる対策を2つご紹介いたします。

一つ目は、定期的にクーポンやキャンペーンなどのお得情報を発信することです。ユーザーが企業のLINE公式アカウントをフォローする理由として一番多いのが、「クーポンやキャンペーン、セール情報を取得するため」です。クーポンなどを配信することによって、フォローしている人しか得られない便益を提供することが可能です。ただ、定期的に配信しないと、ユーザーは友達登録時の一度しかお得情報は得られないと考えてしまうようになり、ブロック率が上がってしまいます。ユーザーに継続的にフォロワーしてもらいブロック率を下げるためには、定期的にお得情報や便益を提供することが必要不可欠と言えるでしょう。

二つ目は、「あいさつメッセージ」にて、通知をオフにする方法を伝えることです。「あいさつメッセージ」とは、ユーザーが企業アカウントをフォロー、またブロック解除した際に自動的に送られるメッセージのことをいいます。ここで、通知オフを促すと企業の情報が届きにくくなると懸念を抱く方も多いと思いますが、「通知オフ」にしてもらうことでブロック数を減らすことが可能です。 ブロックをしてしまうと解除しない限りメッセージは届かないのですが、「通知オフ」の場合、メッセージは受信されます。配信頻度をあらかじめ伝えたり、通知オフを積極的に促すことで、ユーザーは自分のタイミングでメッセージを確認できるようになることに加え、通知によるストレスも軽減できるため、ブロック率が下がることが期待できます。通知オフのお知らせをしつつ、ターゲットが一番アクティブな時間帯に配信をすることで、開封率を上げることが可能です。


③セグメント配信を行う

LINE公式アカウント上で配信をする場合は、可能な限りセグメントを細かく分けて、それぞれのターゲットに適した内容を送るようにしましょう。理由としては、性別や年代、お住まいの地域などでセグメント設定せず一斉送信をしてしまうと、ユーザーに関連性が低い情報や有益ではないメッセージを送ってしまうことに繋がり、ブロックされる原因となってしまう可能性があるからです。

LINE公式アカウントでは、以下の項目でユーザーを属性分けし、セグメント配信できる機能が備わっています。

  ・性別
  ・年代
  ・住まい(都道府県まで)
  ・利用しているOS
  ・フォローしてからの期間

友達を属性別に分けてターゲティングすることによって、それぞれのユーザーと関連性が高い情報、つまりユーザーが求めている情報を、手間をかけずに配信することが可能です。ユーザーニーズに合った情報配信を心がけることが、ブロック率を下げる近道になるでしょう。


5. anybotの自動セグメンテーション&配信ツール

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エボラニ株式会社のanybotを使えば、LINE独自の属性分け機能のみではなく、業界や商材に合わせて、会社独自のセグメンテーション設定をすることが可能です。

既に十分に理解していただけていると思いますが、企業LINEのブロック率を下げるためには、ユーザーを属性別にセグメントに分け、各ユーザーに対して関連度や有益度が高い配信をすることが重要になっていきます。 セグメンテーションを効率良く行い、各ユーザーのニーズに合わせて配信するには、LINEが提供する機能を使ったユーザーの基本情報収集(年齢や性別など)に加えて、お客様の趣味嗜好やニーズなどの追加情報を集めることが必要不可欠です。これらの情報を集めることによって、細かい顧客分析やセグメンテーションが可能となり、関連性が高い配信を行うことで、ブロック率を低下させることが期待できます。

anybotのアンケート機能を使えば、ユーザー情報を簡単に集めることができ、自動的にセグメンテーションが行われるので、配信ターゲットを絞った、効率的なLINEマーケティングを行うことが可能です。


①アンケート機能で顧客データを取得

anybotのアンケート機能では、記述から選択式までさまざまなアンケートを作成することができ、 お客様の趣味や嗜好、悩みなどに関する情報を効率良く集めることが可能です。

そして、anybot最大の強みは、万が一、ユーザーが途中でアンケートの記入をやめてしまっても、記入済みの内容は失われず、顧客データにしっかり保存されることです。顧客データを取得するためにアンケートフォームを配信する企業は増えていますが、回答中に離脱してしまうユーザーが多く、解答済みのデータを失うことになり、効率良く情報収集をすることが難しいのが現状です。それに対し、anybotは一問一答式やスワイプ形式のアンケートなど、お客さんにとってストレスフリーな情報収集ツールを提供することが可能なのに加え、アンケートの途中離脱があっても記入済みの回答は保存されるので、コストを無駄にすることなく、高い費用対効果を維持しながら顧客データを取得できます。

anybotの選択式やスワイプ式アンケートを使えば、莫大な時間とコストがかかりがちな顧客情報収集を短時間で簡単に行うことが可能です。


②顧客データを元にセグメンテーション&配信

anybotのセルフビルディングCRMは、すべての顧客とのやり取りを自動的に保存してカテゴリー別に分けます。加えて、開封やクリックなど企業の配信に対して反応が良い顧客をグループ化することで、見込み顧客のみに有益かつ効率的に情報提供をすることが可能なので、高い費用対効果を保ちながらLINEマーケティングを行うことができます。

例えば、飲食店の場合、各ユーザーの夜ご飯の時間帯に合わせて配信することで、購買欲をそそり、効率良く売上を伸ばすことが期待できます。また、年代に加え、飲酒するかどうかをアンケートで聞くことによって、未成年や非飲酒者をグループから削除することができ、アルコールの情報提供を成人の飲酒者のみに行うことができます。未成年や非飲酒者にアルコールの宣伝をしてしまうと、モラルに欠ける企業とみなされてしまうだけではなく、商品ニーズがないユーザーにまでコストをかけて配信をしてしまうことになります。

anybotの配信機能を使えば、全体に送る一斉配信はもちろん、特定の顧客グループにだけ送る特別なメッセージを簡単に届けることができます。


anybotはエンゲージメント・顧客のタイプ・興味などに基づいて、 ポテンシャルの高い顧客のペルソナデータをご自身で作成いただけるので、 顧客のセグメンテーションに掛かる多くの手間や時間を省きます。 また、適切な顧客グループに適切なメッセージを配信することで、 ブロック率を抑える以外に、ダイレクトマーケティングコストを大幅に抑えることが出来ます。


最後までお読みいただきありがとうございます。 メッセージの配信頻度・有益情報の有無・細かいセグメンテーションを意識して、 効率良くLINEマーケティングを行いましょう。


記事執筆:

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出典元
「Ultimate Email Marketing Benchmarks for 2022: By Industry and Day」 Campaign Monitor
「メッセージ配信の特長や種類、効果的なメッセージとは」 LINE for Business
「【2022年11月版】人気ソーシャルメディアのユーザー数まとめ」 WE LOVE SOCIAL by comnico

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