今回の「ミニスタ特別編」は、DXの進展とともに顧客との接点が多様化するビジネスシーンで、「LINEミニアプリ」が発揮する価値についてお話を伺う企画です。前編では、LINE株式会社でLINEミニアプリ事業を担当する武藤ウォーレン道夫さんから「そもそも、なぜ日本のDXは進んでいないのか」を中心にお伺いしました。後編では、実際にLINEミニアプリの導入事例から、その価値について迫ります。

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ーーLINEミニアプリの中で特に企業から注目されている機能はありますか。

「オフライン起点で使う機能の評価が増しています。特に店頭でバーコードを読み取って発行できる会員証やテーブルオーダー機能でご利用頂いています。LINEミニアプリでの会員証提示や店内注文がユーザーにとって当たり前になることで、店舗スタッフの会員証発行や注文を聞きに行く手間を減らすことができ、オペレーション改善や人員削減にも繋がっています。LINEミニアプリの強みは、ユーザーがサービスを利用する際の心理的ハードルが他のサービス提供環境より低い点です。LINEは普段利用のサービスであるため、ライトユーザーやデジタル端末・サービスに苦手意識があるユーザーにも利用されやすい結果が出ています」

ーー企業はどのようにLINEミニアプリの機能を活かしているのですか。

「回転すしのスシローは店頭・店内の入店待ちの混雑緩和を目的に、来店の順番待ち受付・予約をLINEミニアプリで提供しています。まずスシローの公式サイトやGoogle MAP等にLINEミニアプリの起動導線を設置し、そこからすぐ・簡単に来店順番待ち・予約ができるようになっています。入店する際は、入店案内の順番が近づいてくると自動的にLINEのメッセージでユーザーにお呼び出しするようになっているため、店内で待つ必要がありません」

ーーどのような効果が得られましたか?

「LINEミニアプリの強みと使いやすさで、元々提供されていたネイティブアプリ*では獲得できていなかったライトユーザーの利用も増加し、混雑緩和やコロナ禍の三密解消の一助となっています」 *ネイティブアプリ・・・App StoreやGoogle Playなどのアプリケーションストア経由でユーザーがデジタル端末にダウンロードして利用するアプリ

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ーーその他の企業ではそのように活用されているかお聞かせください。

「それ以外のサービスだと、LINEミニアプリではスムーズにLINE公式アカウントの友だち追加を促せるのですが、LINEミニアプリで取得した来店時のデータから、例えば来店回数に応じたメッセージをLINE公式アカウントから配信されている企業もいらっしゃいます」

ーーLINEミニアプリが抱えている課題はありますか?

「LINEミニアプリを導入してくださっている企業のデータ管理やシステム連携に対するニーズが増えています。これらのニーズに対応するため、標準化された顧客データベースとの連携、広告ソリューションとの連携などサービス同士のシステム連携にも対応したLINEミニアプリSaaSソリューションを今後増やしていく必要があります。先ほど申し上げた会員証・テーブルオーダー・順番待ち受付等の機能をパッケージ提供する企業も増えていることから、これらソリューションの連携も増えていくことが予想されます」

ーーLINEミニアプリの将来像をお聞かせください。

「まず、弊社は「Life on LINE」つまり“朝、目覚めてから夜に寝るまで、利用するサービスが全てLINEで完結できる世界”の実現を目指しています。そして、LINEミニアプリがその世界を実現するひとつの手段として担う事ができればと思います。さらに多くの企業にLINEミニアプリからサービスを出していただけるように、他のサービス提供環境よりも優れた環境を提供し、様々な企業にご利用頂く機会を広げていきたいと考えています」

生活で利用するサービスが全て完結

ーー最後に、IT知識がほとんどない企業に向けて、DXに対するアドバイスをいただけますか。

「当たり前のことですが、大切なのは、目的を見失わないこと・手段が目的化しないことです。どうすると顧客に素敵な体験・WOWな体験を与えられるか、その軸がブレていなければ、たとえIT知識がほとんどない企業であってもDXの成功確率は大きく伸びると思います」

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