【同業者から熱視線!】オンラインフイットネスが導入したLINE完結型予約システムとは?Interview Vol-6

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「巣ごもり需要」がフィットネス産業を刺激している。要因はオンラインフィットネスの人気拡大だ。従来、オンラインフィットネスの成長は米国が牽引してきた。日本経済新聞によると、米国でバイク型のオンラインフィットネスを提供する「Peloton(ペロトン)」の総会員数が20年12月末時点で440万人を超えた。前年の2倍を超える伸びだ。ここにきて日本でも、オンラインフィットネスは徐々に知名度を獲得しつつある。たとえば、オンラインフィットネスサービスのひとつである「30.f (以下サーティフィット)」。

スマホ・PCなどのビデオ通話機能を活用し、画面越しにトレーナーの指導を受けられるサービスが人気だ。1回のセッションは30分と隙間時間の需要を狙う。CRM(顧客関係管理)に特化した予約システムでも同業者からの熱視線を浴びている。


まとめ

LINE公式アカウントとミニアプリのanybotを連動
(ミニアプリについて知りたい方はこちらへ)
主な機能:予約管理アンケート配信セグメント配信 
ミニアプリanybot導入の決め手:低コスト、導入しやすさ、非エンジニアでもシステム構築可能


ーーなぜLINE内で完結する予約システムを探していましたか。

「「サーティフィット」のサービス立ち上げと同時に、予約システムのリサーチを行った。調査の結果、従来のWeb予約システムでは使いたい機能が揃っていなかった。 一度LINE for Business* を試してみたが満足できず、システムの自社開発も考えた。 ただ、自社開発はコストがかかる点が課題だった。 コストをかけずに使いたい機能が利用できるツールとして、LINE内で全て完結する予約システムを探していたところ、anybotにたどり着いた」
*LINE for Business:LINE公式アカウントのこと

ーーanybotを導入した決め手を教えていただけますか。

「利用したかったLINE予約システムの素早い導入と、低コストが決め手だ。 導入時は「こんなにたくさん機能があるのにこんな価格でいいの?」と思っていた。 非エンジニアでもanybotの運用ができる点も魅力だ。 anybotのお試し版を作っていく中で、「これなら自分でも作れそう」と思えた」

ーー杉原様は1ヶ月という驚異的な早さでanybotの構築されていましたね。

「導入当初はお試し用にanybotの無料版を試していたが(*1)、実現したいことができるとわかり、すぐに有料版に切り替えた。社内から「早くフィットネスサービスをスタートしたい」という要望もあり、スピード感は心がけていた。anybotは作りやすく、問い合わせにも迅速に対応していただいたことで短期間で予約システムを導入することができた」

(*1)2021年10月現在、anybotのプランは全て有料です。
杉原様の笑っている顔写真 (1).jpg

ーーユーザーの予約の流れを教えていただけますか。

「LINEで友達追加をしていただいたのち、無料の体験レッスン後は有料プランへ案内している。 友達追加時にはanybotで作成した簡単なアンケートにも回答していただいている。 アンケートでは運動状況を伺うことで、よりお客様に合わせたレッスンを提供できている。 anybotの機能のひとつであるユーザーに対するタグ付けも、一役買っている。 有料プランに加入しなかったユーザーが顧客管理画面で自動でリスト化されるため、ユーザーの選別が容易だ。この機能を利用して、加入しなかった方にキャンペーンを打ち一斉配信することができるため、本当に役立っている」

 (1).jpg


ーーセグメント機能*は「サーティフィット」様でもお気に入りの機能でしょうか。

「一番のお気に入り機能だ。セグメント機能が無ければユーザーを管理しきれないためだ。リッチメニューの画面をユーザーの属性に従い、きめ細やかに設定できる点も気に入っている。Slackとの連携も頻繁に利用している。この機能で、トレーナーはSlackでキャンセルなどの予約状況が把握しやすくなった。いずれの機能も大活躍している」

*セグメント機能:属性に合わせて、ユーザーを自動で分類できる機能。

ーー集客方法はどういった点で工夫されていますか。

「リスティング広告やアフィリエイト広告で、予約QRコードが載っているホームページに誘導しているのがひとつ。1度有料会員になった方に対して友達紹介機能をお伝えし、新規ユーザーの体験レッスンを呼び込む工夫もしている。「チラシは意外と効果があるのではないか」と社内で話題になっていたので、Ubereatsで「サーティフィット」プロデュースの筋トレ飯を作って、QRコードが入ったチラシの配布も行っていた」

ーートレーニング以外にも食事のアドバイスを提供するサービスを行なっていると伺いました。

「別のLINEアカウントを立ち上げて、ユーザーをトレーナーに直接繋いでいる。気軽に質問や写真を送信できるのでユーザーのモチベーション維持に貢献している。 予約と合同のアカウントだと埋もれてしまうため、予約用・連絡用と切り分けてユーザーとコミュニケーションを取っている」


ーーanybotだからこそ感じられたメリットはありますか。

「サーティフィットは利用者が20代から60代と年齢層が幅広い。どの年代にも馴染みのあるLINEであれば、誰でも簡単に予約できるため、思っていた以上に反響をいただいている。ユーザーに対する定期的なアンケートでも、「予約システムが便利」という声は多く届いている。実は、同業者の社員にも予約システムをリサーチされた。それだけanybotの導入の速さと予約システムが魅力的なのだろう」

ーーanybotを導入する前に懸念点はありましたか。

「資料だけではわからないこともあるため、anybotの機能を組めるだろうか、思い描いているものが実現できるだろうか、といった疑問はあった。しかし、30分の操作レクチャーや代替案の提示など1、2週間のうちにスピーディーに対応していただいたことで、懸念点は解消された」

ーー今新しく構築しているサービスについて教えてください。

「今は女性向けのトレーニングサービスを作っている。運動量は少ない方がいい、他人に運動している姿を見られたくないという女性が多いためだ。特に30代からは体型が崩れやすくなるので必然的にその年代が多くなる。このサービスでもanybotを導入している。久しぶりに組み立てているが、1年間検証を続けており「これさえあればできる」という情報を持っているため、構築は初めてのときと比べて非常にスピーディーだ」

新サービスHeyMollyの画像jpg (株式会社サーティフィットが今後展開する新サービス、女性向けのオンラインフィットネス「HeyMolly」)

ーー今後のオンラインフィットネスの展開に沿って、anybotにどのような期待を持っていますか。

「今はzoomを使っているので、zoom連携がLINE内でできると良いと思っている。zoomを使いこなせない方もいるため、その方々がフィットネスを楽しめるようにしたい。Googleカレンダーとの連携も行いたい。ユーザーから「Google カレンダーにレッスンの予定を追加したい」という要望が多いためだ。anybotでもリマインドは使用しているが、レッスン忘れを防止するためにもGoogleカレンダーによるリマインドと連携は利用したい」

ーーちょうど今ビデオ通話連携の開発中なので、ぜひまた共有しますね。本日はありがとうございました。

(聞き手:カリーナ、清水)

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